2016年 06月 16日
焼石岳縦走day2
朝、目を覚ますと既に明るい。lc8onlyさんが雲海が見えるよ!と言うので窓から覗くと、こんな景色が。

今日も天気最高!金曜から3日連続なんて滅多にないですね。綺麗な小屋でした。

朝、ルートに詳しい方に情報を伺った所、
①経塚山は崩落によって通行止め扱いになっているが、エスケープ・ルートを通れば通過出来る。
②沢にかかる橋も崩落しているが渡れる。
③昨日夏油から登ってきた人がいる。ただ、かなり時間を要した。
せっかく来たんだから、縦走して夏油に下りれば・・・とアドバイスを頂いた。
金明水小屋から夏油温泉までのルートタイムは約5時間。昨日は倍かかったので、おそらく10時間の覚悟は必要だろう。
みんなと相談した結果、金明水小屋から中沼登山口までダイレクトに下りることにした。
地図上は点線ルート。地図には「このルートは一般向きではない。沢の中、わかりにくい。増水時注意」等の記載がある。
青い風さん、私、lc8onlyさんの順で沢を下りたのだが・・・
青い風さんは昔渓流釣りをやっていたそうで軽快な足取り。調子が良さそう。
lc8onlyさんとの距離が離れてきたので、私は滑沢で待つことに。写真を撮りながら最後方を行く作戦です。

滑ると沢にドボンですね。そのため点線ルートなんでしょう。

綺麗な沢でした。


この先にどのルートを降りるの?と一瞬悩む箇所が。沢奥がスノー・ブリッジになっています。
ここは無理だな?と周りを見ると、対岸にルートがありました。目印はありません。
ここから山側に登り返します。この先にlc8onlyさんが休んでいました。六沢山辺りだと思う稜線が見えます。

lc8onlyさんは暫く休んでゆっくり下ると言うので、青い風さんを追って先に進みます。ここからは普通の山道でした。
途中、尖った山の斜面に巨岩だらけのエリアが。焼石の語源なんでしょうかね。

巨岩ゴロゴロの下に谷からの風が雪渓で冷やされる、天然クーラー・エリアがありました。

ここでlc8onlyさんを待ちましたが現れません。

危ない箇所やミスコースし易い場所も無かったので先に進みます。たぶん青い風さんは川で待っているんでしょう。
眼下に川が見え、その下にブナの巨木エリアがありました。ここは秋、キノコの宝庫でしょうね。その下に川がありました。
青みかがった水色が独特。


なんと、川に青い風さんがいない。川を単独で渡って行くとは思えないし、ミスコースするような場所も無かった。もしかして転落?
とりあえず、lc8onlyさんを待つことに。川で体を拭いて洗濯し待っていると、lc8onlyさん到着。

軽快に川を渡る女性。運動神経良いですね。

豪快に渡るlc8onlyさん。

ここからは普通の山道でした。見事なギンリョウソウですね。

中沼登山口にも青い風さんがいない。登山開始から5~6時間経過してます。
携帯が圏外なので、「焼石クアパーク ひめかゆ」まで車で移動。
ここで関係者に連絡を取ってもらい、私は青い風さんを探しに再度山へ。
道を間違えるとしたら、上部の沢エリアか?あそこから会ってないし。沢で滑落し骨折?
あそこだったら、背負って金明水小屋に登る?今からあそこまでは厳しい。泊まって早朝から捜索か・・・
錯綜状態で川に向かうと、遠くから声が・・・青い風さんでした。
結局、沢をどんどん下ってしまい、胸まで水に浸かりながら決死な思いで戻ったらしいです。
あそこ行っちゃうんですから「沢屋」の才能ありますね。それにしても無事で良かった。
ルート選択をした私を含め、いろいろと反省点の多い山行となりました。次回に活かしたいと思います。

標高のあまり高くない山とはいえ、やはり侮れないですよね。
でも、稜線の綺麗な山ですね :-)

ご心配、ご迷惑おかけしました。本当に申し訳ございませんでした。
これから一か月を謹慎期間とし、7/16-17の秋田へ心身ともに備えたいと思っております。
よろしくお願いします。
60前後だと最低月2程度が必要かなと周りを見て感じます。
燕はもっと楽だと思います。
現にあそこかな?とlc8onlyさんと話していました。
今回何事も無かったのは、これからも続けろという神のお告げだと思います。
太平山はしっかり下調べしますので。
沢下りは最初の30分ぐらいです。
あとは普通の道です。思ったより楽でした。
焼石岳というとピストンが定番でしたが、東焼石から北の稜線が良いですね。